クラウドバックアップ

クラウドストレージやクラウドバックアップとは、インターネット経由で信頼できるプロバイダにアクセスし、データを保存する方法です。クラウドストレージプロバイダは、お客様の機密文書、業務資料、写真などのデータを、プロバイダが安全に管理するサーバーに保存します。ストレージプロバイダは、お客様が必要なときにいつでもバックアップしたデータにアクセスできるように、サーバーを安全に運用する責任を負っています。

クラウドストレージプロバイダによって、手動バックアップの作成方法や自動バックアップスケジュール方法は異なります。^‡‡ クラウドストレージプロバイダのサイトにログインすると、通常、バックアップを作成するファイルの選択方法、自動バックアップのスケジュールおよび頻度の設定方法が手順ごとに説明されています。ノートン クラウドバックアップ^‡‡ では、パソコン上のどの場所のどのファイルのバックアップを作成するか選択できます。クラウドストレージアカウントにログインして必要に応じて何度でもバックアップを実行できます。また、都合の良い時間帯に自動でバックアップするよう設定できます。バックアップファイルの作成を開始すると、これらのバックアップファイルはクラウド上に安全に保存されます。クラウドストレージにログインすればいつでもデータにアクセスできます。

お客様のニーズを満たす適切なオンラインクラウドバックアップストレージソリューションを選択するときに、いくつかの点を検討する必要があります。まず、プロバイダは信頼できるセキュリティパートナーですか? 大切な個人ファイルを保存するにあたり、ストレージプロバイダがデータを安全に保護しているかどうかを確認する必要があります。次に、どのくらいのストレージが必要ですか? バックアップを作成する必要があるものについて考えます。パソコン上のすべてのデータのバックアップを作成する場合と、重要な業務資料、財務書類、学校の資料のみのバックアップを作成する場合では異なります。さらに、定期的にスケジュール設定された自動バックアップの機能は必要ですか?^‡‡ 最後に、検討しているソリューションの使いやすさはどうですか? 第三者機関によるレビュー、製品ツアー (イメージまたは動画) およびプロバイダからの説明を参照して、パソコンを完全に紛失してしまった場合に、どれほどクラウドストレージへのアクセスが簡単かを確認します。

ランサムウェアに感染すると、パソコンに侵入したサイバー犯罪者により、内部のすべてのデータがロックされてしまいます。ロックの解除と引き換えに、サイバー犯罪者は金銭を要求します。多くの場合は、暗号通貨で支払います。しかし時には、金銭を払っても解除に応じず、さらに金銭を要求されることがあります。

重要な情報をバックアップしておけば、不測の事態にもデータを復元できるので安心です。サイバー犯罪者がパソコンのコンテンツを「ロック」する、つまり暗号化してアクセスできないようにした場合、バックアップコピーがなければすべてのデータを諦めなくてはなりません。絶対に失いたくない重要なファイルについては特に、バックアップを作成することで、ランサムウェアの被害に遭ってもファイルを復元できるようにしておきましょう。

これはすべてあなた次第です。バックアップが必要な情報によります。重要なファイルを精査して、それらのファイルのデータの使用量を確認します。そうすることによって、必要なストレージスペースがわかるはずです。必要量は増加していくことに留意してください。現時点の必要量よりも多めに準備しておくことが最善策です。

多くの利用者にとって、これは好みの問題です。長年にわたり、重要と判断されたデータの保存にあたり、外部ハードディスクドライブが活躍してきました。唯一の問題点は、これらのドライブは紛失したり、盗まれたり、通常のパソコンと同様に故障する可能性があることです。ハードディスクドライブの耐久性は、それほど高くありません。クラウドバックアップなら、すべてのデバイスからファイルやデータにアクセスできます。

バックアップを作成する必要があるデータの量とお使いのインターネットの接続状況によって異なります。多くのユーザーは、就寝中の夜間にバックアップを実行するように設定しています。ノートン クラウドバックアップ‡‡ を使用すれば、ご都合の良い時間帯に自動バックアップをスケジュール設定できます。

保存する必要のないファイルを見つけた場合は、通常の操作でストレージから削除できます。ストレージから削除されると、ファイルは完全に削除されることに注意してください。ノートン クラウドバックアップ‡‡ を使用すると、コピーしたファイルの異なるファイルセットを作成したり、同じファイルの異なるバージョンを保存したりできます。これらのファイルは、すべてノートン ポータルで管理することができます。不要なコピーについても、ノートン ポータルで削除が可能です。