ブラウザが落ちるスマホを元通りにする7つの解決策
スマホのブラウザが頻繁に落ちる(強制終了する)問題は、基本的にたった3つの対処法で解消できるはずです。Android、iPhoneそれぞれの手順を掲載してありますので試してみましょう。きっと“ブラウザ落ち”のストレスから解放されることでしょう。
スマホのブラウザが頻繁に落ちる(強制終了する)症状を、元通りにする方法をお探しではないですか?
「ブラウザでゲームしていると必ず落ちる」「ブラウザが突然落ちて、1時間かけて作ったブログの下書きが消えた」などなど、落ちるタイミングは様々ですが、どんなときだってブラウザが落ちるストレスは我慢できませんよね。
この悩ましい問題は、基本的にたった3つの対処法で解消できるはずです。Android、iPhoneそれぞれの手順を掲載してありますので、この記事を読みながら試してもらえれば、きっと“ブラウザ落ち”のストレスから解放されることでしょう。
1.ブラウザが落ちたら最初にすべき3つの解消法
インターネットを利用していてブラウザが落ちる現象が何度か見られたら、まずは以下の手順を実行してみましょう。これらの手順を定期的に実践していれば、ブラウザの問題はほとんど解決するはず。
もし、実践しても変わらないようならば3.スマホの動作を改善するメモリ不足解消法にある手順をすべて行ってみましょう。
1-1.ブラウザのキャッシュをクリアする
キャッシュとは、データを素早く読み込むための仕組みです。ネットで一度訪れたサイトへ再度訪れるときに読み込みが早くなったり、検索したキーワードを記憶してくれて入力の手助けをしてくれたりと、大変便利な仕組みです。
しかし、ブラウザのキャッシュが溜まりすぎると本体のメモリが圧迫されて、遅くなったり落ちたり動作の不具合が出てきます。
キャッシュをクリアすることによって、ブラウザが落ちる問題を解消できる場合があります。次の手順を試してみましょう。
【Androidの場合】
1.ブラウザを起動して、画面右上の「メニュー」(縦に3つ並んだ点)を選択します。
2.メニュー内の「設定」を選んだら、「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
3.「キャッシュ削除」を選択し、「OK」を押せば完了です。
※Xperia Z3 SOL26の場合
文典:auホームページ(以下Xperia Z3 SOL26の画像の全て)
【iPhoneの場合】
1.ホーム画面から「設定」を選び、「Safari」を選択します。
2.「履歴とWebサイトデータを消去」を選択して、「履歴とデータ消去」を選択すれば完了です。
1-2.ブラウザのタブを閉じる
スマホのブラウザアプリは、今見ているサイトから別のサイトにジャンプする際、新しいウィンドウが開かれることがあります。
この新しいウィンドウがタブのことなんですが、タブが溜まりすぎると本体のメモリに負荷がかかり、ブラウザが落ちやすくなります。
タブは意識していないと最大数まで開きがちなので、定期的にタブを閉じておきましょう。
【Androidの場合】
1.画面右上「メニュー(縦に3つ並んだ点)」の左側にある「数字部分(現在開いているタブの数)」を選択します。
2.「×印」をタップすればタブが閉じていきます。
【iPhoneの場合】
1.通常モードの状態で画面右下のアイコンを選択します。
2.「タブ左上の×印」をタップすればタブが閉じていきます。もしくはページ部分を左にスワイプ(指で押さえたままスライドさせる)してもタブを閉じることができます。
1-3.再起動する
1-1と1-2の手順を行っても改善の兆しが見られないようなら、再起動してみましょう。電源を入れなおすことによってスマホの作業メモリがリセットされて、ブラウザの“落ちる”“遅い”問題をほとんど解決できます。
簡単にできるので、メモリの消費が気になるようであれば週に1回程度行っておくとよいでしょう。
【Androidの場合】
電源キーを長押しして「再起動」を選択します。もしも「再起動」の選択肢がない場合は、「電源を切る」で電源を落としてから電源キーを長押ししてスマホを起動します。
【iPhoneの場合】
1.スリープボタンを長押し。「スライドで電源オフ」を左から右へスライドします。
2.画面が暗くなってから数十秒後に、再度スリープボタンを長押しして電源を入れます。
2.ブラウザが落ちる(強制終了する)原因
スマホには、データを保存する「保存用メモリ」と、データ処理を行う「作業用メモリ」があります。スマホを使い続けているとデータが蓄積したり、アプリや画像・動画など保存データが増えていきます。その結果、メモリの容量が不足してしまい、動作が重くなったり不具合が発生しやすくなってしまいます。
上記で紹介した3つの手順は、いずれもメモリの空き容量を増やして動作を安定させるのが狙いです。
文典:NTTドコモホームページ
3.スマホの動作を改善するメモリ不足解消法
ここでは、ブラウザの問題だけでなく、スマホの操作やアプリの読み込みなど、スマホ全体の動作を改善させるための対処法を紹介していきます。
いずれの手順もメモリ不足を解消させるのが目的です。
3-1.使っていないアプリを終了
【Androidの場合】
1.画面右下の「アプリ使用履歴キー」を選択します。
2.起動中アプリの一覧が出てくるので、アプリを左右どちらかにスライドさせると終了します。また、画面下に表示される「全アプリ終了」を選ぶと、全てのアプリを終了できます。
※Xperia Z3 SOL26の場合。機種によって操作方法が異なります。
【iPhoneの場合】
1.ホームボタン(端末下にある丸いボタン)をすばやく2回連続で押します。アイコンとサムネイル(アプリのイメージ画面)が表示されます。
2.終了したいアプリのサムネイルを選択したまま上に引き上げ、表示されているサムネイルを全て閉じます。
3-2.使っていないアプリの削除
【Androidの場合】
1.ホーム画面の「アプリキー」を選択し、「設定」を選択します。
2.「アプリ」を選択します。
3.削除したいアプリを選び、「アンインストール」を選択します。
※Xperia Z3 SOL26の場合。機種によって操作方法が異なります。
【iPhoneの場合】
1.ホーム画面でどれでも構わないので、適当なアプリを長押しします。
2.アプリの左上に「×印」が出てきたら削除したいアプリの「×印」を選択します。
3.「削除」を選択します。「×印」の画面を終了するにはホームボタン(本体下部の丸いボタン)を押します。
3-3.アプリのキャッシュのクリア
【Androidの場合】
1.「設定」メニューから「アプリ」を選択します。
2.キャッシュを削除したいアプリを探します。
3.「キャッシュを削除」を選択して完了です。
※Xperia Z3 SOL26の場合。機種によって操作方法が異なります。
【iPhoneの場合】
iPhoneでアプリのキャッシュを削除する方法は、アプリ自体に「キャッシュを削除する項目」があればそこで削除すればいいのですが、ない場合はアプリそのものを入れ直す必要があります。
1.ホーム画面でどれでも構わないので、適当なアプリを長押しします。
2.アプリの左上に「×印」が出てきたら削除したいアプリの「×印」を選択します。
3.「削除」を選択します。「×印」の画面を終了するにはホームボタン(本体下部の丸いボタン)を押します。
4.ホーム画面から「App Store」を選び、画面右下の「アップデート」をタップして、「購入済み」を選択します。
5.「購入履歴」を選択すると、以前に購入したアプリが表示されるので入れ直したいアプリの右側にある雲のマークを選択すると、再インストールが始まります。
3-4.ホーム画面の表示変更
Androidに有効な方法です。ホーム画面上に作成したウィジェットやショートカットを削除することでメモリ不足を解消できます。なお、iPhoneにはこの機能はありません。
【Androidの場合】
1.削除したいウィジェットかショートカットを長押しします。
2.画面上部に「×削除」が表示されたら、長押ししたまま「×削除」までドラッグ(指をスライド)します。
3.「×削除」が赤くなったら指を離します。
※Xperia Z3 SOL26の場合。機種によって操作方法が異なります。
3-5.タスクキラーアプリを利用する
ここまで紹介してきた手順を一挙に実行してくれる「タスクキラー」と総称されるアプリを使用するのも1つの手です。
タスクキラー系アプリは様々な製品が出回っています。もし利用するのであれば、Google playでレビュー数が多く評価の高いものを選ぶとよいでしょう。
4.ブラウザが落ちる前の予防策
今まで紹介してきた解消法によってスマホのメモリに余裕を持たせたとしても、その他の原因でブラウザの調子が悪くなっていることもあります。ここでは自分たちではどうにもできない事例を2つ取り上げるとともに、ブラウザが落ちる前にできる予防策を紹介していきます。
4-1.メモリ不足以外に原因があった事例
4-1-1.購入したときから問題があったケース
SoftBankの「AQUOS PHONE Xx SoftBank 203SH」は、標準ブラウザを利用して特定のサイトにて操作を行なうとブラウザが強制終了する不具合を回避するためのソフトウェアアップデートを実施しました。
文典:【更新】AQUOS PHONE Xx SoftBank 203SHをご利用中のお客さまへ
4-1-2.ソフトウェアに問題があったケース
ソフトウェアアップデートを行ったらブラウザの調子が悪くなるケースがあります。最近ではiPhoneをiOS8にアップデートした際にブラウザアプリのSafariに不具合報告が寄せられました。
このようなケースを回避するには、最新版のOSアップデートをすぐには行わないことです。ネットで情報収集して不具合報告が相次いでいたら、しばらく様子を見ましょう。
4-2.“ブラウザ落ち”の予防策
ブラウザが落ちるとき、自分にとって何が痛手なのかを想定しておけば、その人なりの予防策を取れるはずです。
例えば、ブログに記事を投稿しようとブラウザやアプリで書いている人ですと、下書き保存を忘れた状態でブラウザが落ちたら、今まで入力していた文章が水の泡に…。こまめな保存も大事ですが、入力に夢中になっているとどうしても忘れがちです。
そんなときはメモアプリを使って入力した文章をコピペして投稿しましょう。これならブラウザが落ちても、そんなに痛手ではないですよね。
また、思い切って違うブラウザアプリを使ってみる手もありです。特にスマホとパソコンを両方利用する人なら、同じブラウザにすると同期(同じ作業環境を複数の端末で共有)できるから便利です。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。最初に解説した3つの解消法に加えて、メモリ不足を解消させる4つの手法を実践すれば、スマホのブラウザが落ちる回数を大きく減らすことができるでしょう。
これらの解消方法をすべて試したのに、スマホの動作が全く改善されないとしたら、スマホ本体の故障や機種変更の時期にきている可能性も考えられます。その際は携帯電話会社のショップやサポートセンターに相談してみましょう。
※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。
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