Gmailセキュリティを完璧に!不正アクセス対策決定版
Gmailを多用している方なら、セキュリティ上のトラブルが起きたら大変です。乗っ取られたアカウントの奪還法、日ごろからできるGmailの乗っ取り予防策、抜群の効果を持つ最強のセキュリティ対策を解説していきます。
特にGmailを多用している方なら、なにかセキュリティ上のトラブルが起きたら大変なことになるかも…と日ごろから漠然とした不安を感じているかもしれません。
ですが不正アクセスによりGmailを乗っ取られた話は後を絶たず、最悪のケースの場合、知人にスパムメールを送られたり、ログインできなくなる恐れすらあります。
自分のGmailアカウントが悪用されていたらどうしようと、不安になってしまうかもしれませんが、必要以上に恐れることもありません。まず最初に解説する簡単な手順に従い、自分のアカウントが不正アクセスされているかどうかを調べてみてください。そのうえで万が一セキュリティ状態に問題がある場合は、その次に解説する対処法を迅速に行ってください。
また、日ごろから対策したいGmailの乗っ取り予防策、抜群の効果を持つセキュリティ対策も併せて解説します。暗号化通信の採用など、Gmailのセキュリティ性は非常に強固です。危険なポイントを理解し、対策さえしておけば安全・快適に使えるでしょう。
1.Gmailのセキュリティ状態を今すぐ知る方法
1-1.Googleから通知されたら危険信号
Googleから下のようなアラートメールが来たら、不正なアクセスがあった可能性があります。メールにはアクセスがあった日時や場所が記載されており、海外からの不正アクセスも珍しくありません。
1-2.不正なアクセスの有無をチェック
自分のアカウントへのアクセス情報をチェックできます。見慣れない情報でのアクセスがあった場合、不正アクセスの疑いが濃厚です。
- 画面右下の【アカウント アクティビティの詳細】をクリック。
2. これまでのアカウントへのアクセス履歴が表示されます。
自分のアカウントへ全く心当たりの無い場所や端末からアクセスがあったという履歴が残っていた場合、パスワードの変更と二段階認証の設定を即座に行うことをおススメします。
1-3.メールのアクセス許可を確認する
自分のGmailアカウントに外部からのアクセスが許可されている場合、以下の手順で確認できます。
許可をした覚えがなくても、念のため確認しておきましょう。
右上のギアマークのアイコンをクリックし、【設定】をクリックします。
2. 【アカウントとインポート】のタブをクリック、「アカウントへのアクセスを許可:」欄に知らないアカウントがないかチェックしましょう。
1-4.外部サイトにアカウントの権限を渡していないか
Gmailにログインした状態でアカウント権限の設定ページにアクセスすると、アカウント権限を与えているサービスが一覧表示されます。覚えがないものがあったら、【アクセス権を取り消す】をクリックして、連携を解除しましょう。
2.不正なアクセスがあった場合の緊急対処法
2-1.アカウントにログインできる場合
2-1-1.すぐにパスワードを変更する
不正にアクセスした何者かがパスワードを変更していなければ、いつもの情報でログインできますので、なるべく早くパスワードを変更しましょう。
以下の手順でパスワードを変更できます。
- 右上にある、自分の「下の名前の頭文字になっているアイコン」をクリックし、【Googleアカウント】をクリック。
2.【セキュリティ】タブをクリックし、【パスワード】をクリック。
2-1-2.使い回しているパスワードを変更する
他のサービスでもGmailと同じログイン情報を使っている場合、念のためパスワードを変更しておきましょう。
2-2.アカウントにログインできない場合
2-2-1.Googleのトラブルシューティングのページから手続きをする
不正アクセス者によりパスワードが変更されてしまった場合、トラブルシューティングのページより解決する必要があります。
- 「Googleアカウントにログインできない」に移動。
- 【自分のアカウントが他人に使用されているようだ】を選択。
3.【アカウントにアクセスできない場合】の中にある【こちらの手順に従ってアカウントを復元します】に遷移し、指示に従ってアカウントの復元作業を行ってください。
3.今すぐできるGmailのセキュリティ対策
3-1.パスワードはなるべく複雑なものに
パスワードは、アルファベット、数字、特殊文字を組み合わせた、長くて複雑で無意味な文字列が理想的です。
一般的な話ですが、総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)と呼ばれる、ありとあらゆる単語を組み合わせる総当たり攻撃でログインを試みる手法が存在するからです。意味があり、短く、単純なパスワードほど、こういった攻撃に屈する可能性が高まります。
もちろん、誕生日や名前など個人情報につながるもの、「1234」「pass」などの簡単に予測できるありがちなものは避けるようにしてください。
ちなみに、Googleのアカウントはこの総当り攻撃を防ぐための対策がなされています。
3-2.無闇にGmailアドレスを人に教えない
不特定多数にアドレスを公開することは避けましょう。不正アクセスは世界中から行われる可能性があります。実際にメールのやりとりをする相手以外に、アドレスを教える必要はありません。。
3-3.信用できない外部サービスとの連携を避ける
Gmailのアカウントが会員登録のかわりになるサービスは多くありますが、便利だからといって乱用は禁物です。信用できないものは使わないのが一番。もしどうしても試したいのなら、インターネット上でサービス名を検索してみましょう。すでに被害者が発生しているなら、注意をうながす記事があるかもしれません。
4.鉄壁のGmailセキュリティ強化術
4-1.2段階認証を設定する
Gmailへのログインはメールアドレス+パスワードの組み合わせで行いますが、これに時間経過とともに変化する「認証コード」をミックスすることで、飛躍的にセキュリティ性を高めるのが2段階認証です。
- 右上のアカウント名をクリックし、【Googleアカウント】をクリック。
2.【セキュリティ】タブをクリックし、【2段階認証プロセス】をクリック。
3.【開始】ボタンをクリックすると、2段階認証の設定画面に遷移します。画面の指示に従って設定を行ってください。
4-2.念のため、復旧オプションを確認、更新しておく
不正アクセスによりGmailにログインできないときに、復旧オプションを設定しておくと、パスワード変更などがスムーズに行えます。
右上のギアマークのアイコンをクリックし、【設定】をクリック。
2.【アカウントとインポート】タブをクリックし、【パスワード再設定オプションを変更】をクリック。
3. パスワードがわからなくてアクセスできないときのための【再設定用の電話番号】、【再設定用のメールアドレス】をそれぞれ設定しておくことができます。
5.まとめ
Gmailはもはや多くのインターネットユーザーのインフラと言っても過言ではありません。それだけにセキュリティは非常に重要ですが、安全に使うために押さえるポイントはさほど多くありません。
2段階認証が手間なら、パスワードの変更だけでも、気づいたときに行うようにしましょう。
※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。
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